健康志向な方が増えている今、コロナ禍を境に、家族の食事や自分自身の健康を見直す時間の機会、無添加生活にも目を向ける人が増えるようになってきました。
自然食品のお店やスーパー、添加物を使用しない料理教室も増えてきて、意識がさらに高まっているのを感じます。
そこでよく目にしたり、近年登場してくるのが発酵調味料。
塩麹、醤油麹の基本的なものから、味わい様々なものが作れ料理の幅が広がるアレンジ方法おすすめ5選を紹介します。
麹調味料の魅力とは?
麹を使用した調味料は簡単に挑戦でき、料理が苦手な方も手に取り作りやすいというのが魅力の一つ。
発酵食品や発酵調味料に含まれる乳酸菌等の菌は、腸内細菌のバランスを整え、腸内の環境が整えられ、便秘の改善、免疫細胞の活性化、免疫力が高まり、幸せホルモンの分泌、美肌効果などを促します。
腸内環境が整うと、栄養はスムーズに吸収され体内をめぐるので、さらに効果的。
なによりも使い勝手のよさと、各段に料理をおいしくする魅力がいっぱいです。
麹調味料おすすめ5選!
麹調味料は簡単なものから、少しこだわったものまでレパートリーがたくさんあります。
発酵食品を扱うものはハードルが高いと思い込んでいる方が多くいらっしゃいますが、作ってみると「以外と簡単だった」と思う方も多いんです。
料理が苦手な方でも、麹の甘味がまろやかにしてくれたり、麹の中に入っている食材が素材を一つ足してくれて、いれるだけでおいしくなる、救世主。
忙しくて時間のない方でも時短になり、素材を柔らかくしたり、旨味がアップし体にやさしいと活用方法も多くあります。
そんな麹調味料のおすすめをご紹介していきますね。
①にら麹
ニラ、麹、醤油、にんにく、生姜を使用して作るにら麹。
発酵期間は常温で7日間~10日間、毎日スプーンでかき回し、発酵後は冷蔵庫で3ヶ月保存できます。
にらには、抗酸化作用や貧血予防が豊富で、この麹には生でにらをたくさん入れて発酵するため栄養素を逃さない食べ方ができます。
食欲をそそる一品で餃子のタレの代わり、蒸し野菜、様々な魚料理の下味や、お肉料理や冷奴に添えて使用して食べるのがお勧めです。
納豆や卵ごはんのお醤油の代用品に。
甘味を加えてオイルを垂らしたらドレッシングにも早変わり!
なかでも、ひき肉をそぼろ状にして、フライパンで熱しニラ麹をあえてごはんの上に乗っけて、最後に黄身を落とすと最高の贅沢飯が完成します。
炒めて、和えて、かけるだけでおいしいが止まりません。
男性に人気の味付けとなっているので、ごはんが進みます。
②たまねぎ麹
たまねぎ、麹、塩を使用して作るたまねぎ麹。
発酵期間は常温で7日間~10日間、毎日スプーンでかき回し、発酵後は冷蔵庫で3ヶ月保存できます。
たまねぎには、食物繊維の他、ビタミンB1、ビタミンB6、パントテン酸、葉酸、ビタミンCなどのビタミン類や、カリウム、鉄、銅などのミネラル類が豊富に含まれています。
コンソメの代わりにでき、スープに使用したり、野菜と和えるだけで、デリ食材の完成です。
お肉につけるとコンソメ風味になり、鶏むね肉にゆでて、ゆで汁をスープに使用することも!
ハンバーグにはつなぎにいれると中のお肉も柔らかくジューシーに仕上がります。
たまねぎを使用したドレッシングもいろんなお店で目にするようになり、甘味とコクもでてうまみを足してくれるので手作りでのドレッシングも作れます。
寒い冬になると食べたくなる豚汁にも、隠し味としていれるとまろやかに仕上がり、体もあたたまります。
甘味を出したいときにプラスすると、食事がより一段とおいしくなる麹です。
③中華麹
長ネギ、干しエビ、にんにく、生姜、麹、塩を使う中華麹。
発酵期間は常温で7日間~10日間、毎日スプーンでかき回し、発酵後は冷蔵庫で3ヶ月保存できます。
名前の通り、中華の味わいが広がり、定番のスープはわかめでも、たまごでも、野菜たっぷりでも、いろんな具材を入れて楽しめます。
また、中華といえばかかせない料理たちの数々たちに、チャーハンの味付け、青椒肉絲、麻婆豆腐、餃子やシュウマイの種にも使用すると美味しさ倍増!
もつ鍋の汁の代わりに中華麹で味付けをすると新たな鍋のスタイルでよく合い、飲み干してしまいそうです。
中華風味なドレッシングにもなりますので、フレーバーが増え、様々な野菜との相性もばっちり。
おまけに、①のにら麹と中華麹とごま油、味醂、砂糖、お酒をアクセントに加えると焼肉のたれに変身。
市販で販売している物には添加物が多く入っていますが、無添加でうまみを存分に味わえます。
安心して食事ができるのも麹調味料ならではなんです!
麹に入ってる食材が豊富なため、料理に入れるだけで栄養素をたくさん吸収でき、一度作れば料理のアレンジも増えて、作って損のない麹です。
④カレー麹
麹、玉ねぎ、生姜、にんにく、人参、セロリ、トマト、カレー粉を使って作るカレー麹。
準備する材料が多いですが、すべての材料がそろって成り立つ麹調味料です。
発酵期間は常温で7日間~10日間、毎日スプーンでかき回し、発酵後は冷蔵庫で3ヶ月保存できます。
余裕のある方はカレー粉の代わりに、クミン、ターメリック、コリアンダー、カカオのスパイスを使用することで本格的な味、風味を感じる事ができ、効能も高いので、麹と合わせて作ることでさらに栄養がプラスになっていきます。
スパイスが強いので辛さがきになるお子様や、甘口カレーを好む方に向けては、ココナッツミルク、甘酒、りんごのすりおろし、味醂等で辛さを調整してみてください。
甘めなカレーが好きな方は代用してみてください。
カレールウの代わりになるのはもちろん、タンドリーチキン、ドライカレー、ドリア、野菜炒め、グリルしたポテトに和えるのもよく合います。
スープカレーにもできとても軽い仕上がりになりますが、夏バテ防止にも一役買ってくれます。
市販のカレールウには多くの油や添加物が多く含まれていることもあり、安心に食べれるのもお勧めです。
また、食べた後のお皿はべっとりしていて水につけることが多いのではないでしょうか?
このカレー麹は油を含まないので、食器洗いの際でも簡単に落ちるのも嬉しいポイントです!
⑤納豆麹
麹、納豆、人参、昆布、酒、味醂、ごまを使用して作るのが納豆麹。
常温5時間後で完成、発行後は冷蔵後で1週間保存できます。
麹と納豆のダブルの発酵力が手を結ぶ最強の麹調味料!
タンパク質が一番多く、次に脂質、炭水化物と続き、ビタミンK・パントテン酸・モリブデン・銅などの栄養成分が豊富なんです。
数時間置いてから、すぐに食べれますが、数日経過したほうが味か染み渡っていきますが、ポイントは納豆を混ぜすぎないことです。
朝ごはんのお供に、お蕎麦などにぶっかけで食べてみたり、卵と巻いてオムレツにして食べるのも食欲を掻き立てます。
ごはんがすすむ一品なので、食事の制限をしている方は海苔で巻いてヘルシーに!
また、お酒との相性も抜群で居酒屋メニュー等簡単に作れることもあり、食べすぎにはご注意ください!
麹調味料を家庭で使うメリットは?
普段の調理の工程の中に、少量しか料理に使用しないにんにくやしょうがなども、麹と一緒に使うことで長期保存して長持ちさせることができ、食材ロスも防げます。
自分の常在菌(健康な身体にも存在する菌)や子ども、お家にすんでいる菌はひとそれぞれ違うので、発酵食品は同じ材料でも手作りすると、それぞれの味になる面白さもあります。
お子様がいるご家庭では子どもと一緒に麹を手でほぐしながら、オンリーワンの麹を作ることができ、家族との時間の繋がりや、身体を気遣う事で家族を守っているという体験や意識は自信にも繋がっていきます。
食事は365日必ず必要な事で、日本伝統の発酵調味料は体に優しい最高の調味料であり、一時の流行りではなく、大昔からずっとつながれていくもので、日本人に一番合った食事の合わせ方です。
毎日コツコツと続けていくことで、ちょっとずつ味覚に変化がでてきたり、意識や思考に変化がでてきて健康管理にもつながればいいなと思います。
まとめ
いかがでしたか?
麹には様々な効果や食事にプラスをしてくれることや、簡単に手に取ってできる秘伝の調味料です。
作り始めるまでは、重い腰が上がらないという方もいらっしゃいますが、最初の一歩を踏み始めるととても簡単で、安心できる調味料ができあがります。
どんな事柄にも、手間をかけることは愛情や真心を誰かに配る事に繋がっていきます。
作り手は料理に気持ちを添えて運ぶ事で「おいしい」の笑顔の時間も増え、その幸福感がさらに健康ですごせるループになっていくのではないでしょうか。
皆様もぜひ試してみてくださいね。
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